いちばん身近な掌の中のテクノロジーについて

初代iPhoneが2007年にアメリカで発売されてから2025年時点で18年が経った。
日本では初代iPhoneは発売されることなく、翌年2008年にiPhone3Gが発売された。

筆者は学生時代の2011年に初めてスマートフォンを手にし、
記憶が正しければ、周りの学生たちの半分ほどがスマートフォンだったはずだ。

スマートフォンが当たり前になって15年以上経過した

ガラケーからの変化

一番わかりやすい変化で言えば、タッチパネル操作の革新性だろう。
だがしかし、個人的に大きな変化を感じたことは、
いままで自宅のPCから接続するのが当たり前であった
インターネットへのアクセスが容易になったことである。

スマホネイティブ世代へ補足をしておくと、ガラケーもインターネットに接続する方法はあった。
しかし現代のようなWi-Fi接続は機能が搭載されていないため接続できず、通信キャリア会社のパケットを消費する形でインターネットを閲覧していた。
また、ガラケーから閲覧できるWEBサイトの多くはガラケー専用であり、現代のようにPCとスマートフォンとレイアウトの差があれど同一のサイトが見られるような環境ではなかった。

インターネットの急速な普及

前述したようにPCで接続するのが一般的だったインターネットに
「いつでも」「どこでも」「誰でも」
スマートフォンさえあれば、接続できるようになったことが革新的であった。

このスマートフォンとインターネットがもたらした恩恵をあげるとすれば
筆者は以下の3点だと考えている。

①端末(PC)の有無による情報の格差が少なく

スマートフォンの普及以前もガラケーの普及率は90%を超えていたが、PC未所持やインターネット回線が自宅に引かれていないことも多かった。そのような人たちの多くもスマートフォンへ移行したと考えられる。
情報が制限されていたガラケー時代と異なり、スマートフォンから接続できるWEBサイトはPCと遜色なかった。また、電車の時刻表や天気予報、地図の確認など様々な情報にスマートフォンがあればできるようになり、実質的に社会インフラとしての一面を持つことになった。

②SNSの一般化により、人と人との距離が狭く

日本の代表的なSNSであるmixiはガラケー時代である2004年からサービス開始していたが、紹介制であったり身近な人との交流が中心であり、比較的なクローズドな環境であった。
また、Twitter(現X)が2006年にサービス開始、Facebookが2008年から日本でサービス開始となった。特徴は、見知らぬ人と繋がりを持つようなオープンな交流ができる点である。
どちらも色々な人と繋がり、交流を持つことが目的のサービスであるが、後者において全世界的な広がりと発信力を持つことになった。

③AIが身近な存在に

根本的には①に付随する点であるが、昨今の情勢を鑑みるにAIは外すことはできない。
上記2点が既に生活に根付いたものだとするならば、昨今話題となっているチャットGPTが代表とされる、AIはまだ完全に世間一般に根付いたとは言い切れないだろう。
簡単にAIの説明をすると、現時点では個別の分野・領域に特化した特化型AIのみが存在している。特化型AIは天気の予測や音声認識など分析から推測結果をアウトプットする形で活用されている。
未だ実現はされていないが、研究が進められているのが汎用型AIだ。こちらは役割が限定されず、さまざまな役割や課題を処理でき、複雑なタスクへの活用が期待されている。
まだ研究段階ではあるが、AIの進化は目覚ましく前述のチャットGPTのような生成AIが急速に市民権を得ている状況だ。
こちらも簡単に生成AIの説明をすると、生成AIとは学習済みのデータを活用してオリジナルデータをアウトプットすることができるAIである。このオリジナルデータというのは、文章・音楽・イラスト・映像などの多岐に渡る。権利関連に気を配る必要はあるが、特別な技能や知識を持たずとも様々なアウトプットができるようになったと言える。

最後に

ここまで私達が触れている中で最も身近なテクノロジーの結晶であるスマートフォンについて記載してきた。前述したが、スマートフォン歴は14年ほどになり、ガラケーも6年ほど使用し、どちらも馴染みのある世代だと自負している。
そんな筆者が感じてきた世の中の流れのようなものを、スマートフォンを題材にして文章にさせてもらった。多くの恩恵があり、便利な世の中になったなと思う反面、使いこなせているんだろうかと感じることもある。
また、誰でもアクセスできるようになったインターネットについて、アフィリエイトによる収益化やSNS上のフェイクニュースなど情報の取捨選択が大切な時代となっている。
他にもインターネット上のデータや情報は永久に残り続けると考えられていたが、かつての個人ブログなどサービスの終了によって貴重な情報が失われていく問題もある。
AIの項目で軽く触れたが、権利関連について現在においても問題が発生していたりする。

このような時代において、自分で考えて判断ができるような基礎や土台が必要であると問題提起して締めさせていただくことにする。