言語の壁はここまで薄くなった。ライブ翻訳イヤホンの時代

イヤホンの進化と日常での存在感

最近では街中でもイヤホンを着けている人をよく見かけます。
通勤・通学中の隙間時間に動画や音楽を楽しむ人が増え、イヤホンは生活に欠かせないアイテムになりました。かつては有線ケーブルの煩わしさや外音が聞こえにくい問題もありましたが、ワイヤレス化や外音取り込み機能の進化で、一気に使いやすくなっています。

そしてここ数年、イヤホンの機能は「音を聴く」だけにとどまらず、大きく進化してきました。例えばノイズキャンセリングは、周囲の雑音を軽減して聞き取りやすくする技術として広く普及していますが、今ではもはや“標準機能”といえる存在です。

そんな成熟した市場の中、今年に入り一気に注目を集めているのが “ライブ翻訳機能付きイヤホン” です。


ついに登場した「ライブ翻訳」イヤホン

2025年現在、リアルタイムで翻訳してくれるイヤホンはまだ多くありませんが、確実に存在感を増しています。まるで映画に出てくる“翻訳イヤピース”に近づいており、技術の進歩を強く感じる分野です。

ライブ翻訳がどのように動いているかというと、流れはシンプルです。

  1. 相手の声をマイクで拾う
  2. 音声を文字に変換(音声認識)
  3. AIが別の言語に翻訳
  4. 翻訳結果を音声として再生

これらを一瞬で行うことで、自然に近いスピードで会話が成立します。


AirPods Pro 3 のライブ翻訳

AirPods Pro 3 は、iPhoneのApple Intelligenceと「翻訳」アプリを利用してライブ翻訳を実現しています。

  • 翻訳処理はiPhone内で完結
  • オフライン環境でも使用可能
  • 音声→翻訳→再生までの流れがスムーズ

と、実用面では非常に優れています。
ただし対応言語はまだ限られており、今後の拡張に期待がかかります。

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VORMOR V13 のライブ翻訳

もう一つ話題の製品が「VORMOR V13」。
こちらは 139言語に対応し、専用アプリを使えばすぐに翻訳機能を利用できます。

主な特徴は以下の2つ。

スピーカーモード

相手の言語をスマホのスピーカーで翻訳し、こちらにはイヤホンで日本語音声が届くモード。
一対一はもちろん、複数人の会話にも向いています。

フリートークモード

お互いがイヤホンを1つずつ装着し、自分の母国語のまま話すだけで会話が成り立つモード。
アプリ操作が不要で、使い勝手が非常に自然なのが魅力です。

処理はスマホ側で行われるため、イヤホンは翻訳された音声を受け取ることで安定した動作が可能になっています。


イヤホンの役割は「聴く」から「伝わる」へ

イヤホンは、これまで音楽や動画を楽しむためのデバイスでした。しかしライブ翻訳機能の登場により、異なる言語をつなぐコミュニケーションツールへと変わりつつあります。 ノイズキャンセリングが当たり前になったように、ライブ翻訳もいずれ“標準機能”になる未来が来るかもしれません。
言語の壁がさらに低くなる時代を感じさせる、非常に面白い進化だと言えます。