メモリの高騰について

今現在PCパーツの一部であるメモリの価格が高騰している。

こういったPCパーツの価格高騰は定期的に訪れている。

半導体不足でのCPUの製造数減少や、仮想通貨のマイニング需要が高まりGPU(グラフィックボード)の供給不足などが近年だと記憶に新しい。

それでは今回なぜメモリが突然高騰しているのかを調べてみた。

まずメモリとは何か

メモリ(RAM)とはデータを一時的に記録・処理する部品のこと。

パソコンにとって非常に重要なパーツであり、メモリ不足になるとアプリケーションの動作が遅くなる、フリーズしてしまう原因になってしまう。

一般的にPCは人に例えられることが多く、前述したCPUは人間・またその頭脳であり、メモリは机・デスクとして例にあげられることが多い。

作業を行う人がいくら頭の回転が速く様々なことを同時並行で行えるようなハイスペックな人間だとしても、机が狭く作業できるスペースが無い場合は同時に行える作業は少なく、また作業も遅くなってしまうだろう。逆に広々した机であればスペースに悩まされることなく、同時並行して自身の持っているポテンシャルを引き出せるだろう。

そのため基本的には自身のやりたい作業やアプリケーションに合わせて余裕を持ったサイズのメモリの購入や増設をするのが推奨されている。

なぜ急に価値が高まったのか

  • AI(人工知能)需要による不足

近年世を賑わせているAIが今回の主な原因です。

AI需要が高まっている現在、様々な企業がAIサービスに手を出し始めている。

そのサービスの運用にはAIサーバーが不可欠であり、AIの学習に要する計算能力や性能にはメモリの量や性能に依存してしまう。そのため大手企業間でもメモリの取り合いが起きていて、需要を生み出している。

  • メモリの生産・供給不足

上記のAI需要に大きく関係しているものであるが、AIサーバーに利用には広帯域なデータ転送を実行できる特殊なメモリ(HBM)を使用しており、高い利益率を生んでいる。

そのためDRAMメーカーはHBMの生産を優先的に行っている。だが問題点としては生産効率が悪いことだ。なんとHBMの生産効率はDRAMの生産効率の1/3。本来であればDRAMを3個作れていた生産ラインがHBMの1個の生産に奪われているため、DRAMの供給も間に合っていないのだ。

また生産ラインの増設には大量の設備投資が必要になるためメーカー側も慎重に見極めているようだ。


こういったパーツ価格の高騰は最近はあまり珍しくない。各パーツ値段が下がったり、適正価格に落ち着く期間もあるためPC購入を検討している方やパーツの交換を考えてる方は、適宜値段や情報を確認するのが良いだろう。