端子の抜き差しストレスから解放。USB-CやHDMIにマグネット端子(呪い付き)導入!
2025年9月25日
最近、とある中国メーカーがマグネット式USBケーブルを発表した動画を見て、話題として取り上げたくなった。
目次
マグネット端子で抜き差しから解放
Type-CやHDMI端子、まだ抜き差ししてる?
この製品なら、そんな抜き差しのストレスからおさらばできる。マグネット、つまり磁力の力で端子を接続するので、差し込む必要がない。端子の雄雌を近づけるだけで接続完了。上下を間違えたり、差さらなくてPCをカチャカチャ鳴らしていたあの頃ともお別れだ。


ただし、頑丈さを売りにしているナイロンケーブルと組み合わせると、ケーブルの癖でマグネット接続部分が少し不安定になることがある。勝手に抜けることはないが、何かの拍子に抜けやすくなるので、シリコンタイプなど柔軟性のあるケーブルと併用すると安心。
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選ぶなら断然アダプタータイプがおすすめ

ケーブルの話で切り出しておいてなんだけど、個人のおすすめとしては断然アダプタータイプ。今回紹介する製品もアダプタータイプ。なぜって理由は圧倒的に取り回しがいいから。
ケーブルタイプは、ケーブルの先端がマグネットなので、ケーブルか先っちょの端子のどちらかを破損・紛失すると使えなくなってしまうリスクがある。どちらか一方に何かあった時点でアウト。
一方、アダプタータイプなら、普段はそのまま使えて、マグネット端子が壊れた場合はアダプターを外して通常のType-Cケーブルとして使えばいい。逆にType-Cケーブルが破損しても、別のケーブルとアダプターを接続すればいいのでいざという時の対応力に差がある。このメリットは、耐久性や取り回しの面でも非常に大きい。
高速充電・映像出力も対応
こいつのすごいところは、マグネットだけじゃない。Type-CはPD140W、40Gbps、8K 60Hzまで対応しており、対応スマホやノートPCなら充電も映像出力もスムーズ。
HDMIも8K 60Hz、4K 120Hz、48Gbps対応。
筆者はリフレッシュレートを低めで使う族なので本当に4K 120Hzかは確認していないが、高性能を活かすには、モニターやHDMIケーブル自体も対応している必要があるのでその点は注意して欲しい。
耐久性は未知数
PD対応の急速充電が今ほど普及していなかった何年か前、ケーブルタイプのマグネット製品を使っていたのだが、完全にスマホの充電専用として使っていた。(データ転送もできたらしいけど使ったことはない)
見た目も結構貧相で端子部分も小さく、よく言えば軽量。悪く言えば心許ない。
現に昔使っていたマグネット端子は1年くらいで端子部分が欠けたりさび付いたりした。
当然以前使っていものはケーブルタイプだったので当然使えなくなって終わり。
それに比べて今回の製品は、端子の外装がアルミ仕上げでしっかりしていて、昔の製品よりは耐久性が高そう。ただし中国メーカー製なので利用は自己責任。今回の製品ではないんだけど、似た製品での発火事例もあるようなので、不安な人は有名メーカーの製品を選ぶのが無難かも。
端子は「一度挿すと抜けない」呪いの装備
一度挿したら抜けない、は大げさだけど端子部分だけだと短すぎて掴むことかできない、本体部分をくっつけたところでマグネットなので引っ張ると抜けて本体だけになる、端子部分が本当に抜けない。詰んだ。
ということはもちろんないのだけど、一度挿した端子を抜くにはストラップの紐のようなものでひっかけて抜くほぼ手がないしかない。製品によっては抜くようなのか初めからストラップがついている製品もあるようだ。
注意点として、このストラップの紐で抜く方法なんだけど、はじめのうちは力加減がわからないし結構固い。

勢いあまってどこかお空の彼方に吹き飛んでしまう。端子を吹き飛ばしてなくしたくないという人は、端子の近くに磁石を置いておくと抜けた拍子に磁石にくっついてくれるのでおすすめ。
そもそも一度つけたら次に外すときは壊れた時とかだろうからそこまで気にしなくてもいいかもしれないけど。